10月中旬、障害者福祉サービス事業を行っている「はぐくみ園」さん(寄居町)から
新商品の開発のお手伝いをお願いしたいとの連絡がありました。
はぐくみ園さんは、8月の埼玉県障害者授産事業振興センターでの
意見交換会に参加くださった1施設で
地元の農産物を使用した焼き菓子を多く製造しています。
施設から洋菓子協会を通じての依頼は初めてということもあり、
今回は、大橋会長に指導のお願いをしました。
多忙のスケジュールにも関わらず、引き受けてくださいまして
ありがとうございます。
そして、11月下旬にはぐくみ園さんにて、職員のかたを対象とした
新商品開発にあたっての技術指導が行われました。

その結果、年明けより販売に向けて製造を開始することとなりました!

今回の指導に於いては、実際に作業を行う障害者の方たちが作りやすいように…
という配慮が功を奏したようです。

通常は、施設職員の方が、お菓子のレシピを用意、障害者の方に作業工程や工具などの使い方を説明、
障害の程度に合わせて作業を分担して製造しています。
しかし、それは「作りたいお菓子」ではなく、「作れるお菓子」でしかないため、
結果、障害者の方の自立困難をまねくこととなっています。
県内でお菓子製造・販売を行っている障害者施設の中には、
プロによる技術指導を望んでいる施設がまだまだあります。
当協会では今後もできる限り、ご支援したいと考えています。